なくもんか

草なぎ剛が最強。つよぽんぽんちん。

真実は斜め左に隠れている

スペシャリスト #5


なんていうか今回はあまり楽しめなかった。毒ガス解除までは楽しかったよ。劇場も雰囲気ある場所で密室にするには最適って感じだし。でも藤村の話になってからはつまらない。今回はどんでん返しや予想外な展開にするのではなく、危険な密室から脱出するというものを主軸においてハラハラを楽しむっていう方が面白くなったんじゃないかな。つかさ、私は服役中の黒宅間までいかなくても、ちょっと黒い宅間を期待してたら、なんだよ、逆恨みかよ。なんか逆恨みでもつまんない逆恨みだったな・・・。今回のわたしの中のメインが崩壊(笑)

犯人をあやふやにするのは免罪で苦しんだ宅間には合わない。と思うんだよね。あれだけ藤村がすんなり罪を認めてペラペラしゃべるし、監督は計画性もなく短絡的に殺してるから、藤村は自分のことは二の次で捕まってもいいと思っているように見える。なので、月子は10年前の殺人に少なくとも関与はしてたと思う。監督も殺してるし、真壁と繋がってるわけだから捕まることは決定事項であっても、10年前の事件のことも、どんな背景があろうともはっきりさせて罪は罪だと他人事のように(あくまで表向きは)言うのが宅間なんじゃないのかな。
ただ、藤村と月子の物語を丁寧に見せてくれていたら、あやふやにするのも納得できたかもしれない。やはり今回の話はストーリーをどっちかに絞るべきだった。宅間の服役中を知る刑務官とかすごいおもしろい素材だったのになぁ。もったいない!こういうミステリものってのは犯人の動機と人物像が一番重要なんじゃないかと今回で思いました。

そうそう、宅間(父)の寸劇が見たかった笑